墨会館は愛知県に唯一存在する丹下健三建築です。 この研究会は墨会館の魅力を広く知っていただくために 開設されました。建物ガイドをしながら墨会館のこと、 毛織物こと、一宮市のことなどを発信していきます。
墨会館の設備設計を担当した川合健二さんが設計した自宅
「コルゲートハウス」が一棟貸の宿泊施設として改修されました。
中がどうなっているのかは、みなさん直接行って確認してみてください。
国際芸術祭あいち2022の会期中に開催しています
墨会館建築研究会による建物ガイドの実施風景です。
墨会館が好きすぎて、話し出したら止まらない
ボランティアによる建物ガイド。
ガイド一人一人に得意分野があって
参加してくださったみなさまと約一時間
墨会館を案内していきます。
参加しないと聞けない話、見られない風景がありますよ!
よく古民家に行くと
「古いのでガラスが波打っています」と言われます。
墨会館の2階の窓も波打っています。
気泡が入っているものもあります。
今では不良品として市場には出回らないと思いますが、
当時はこういうものも使われていたのだと、
墨会館の年齢を思わないではいられません。
墨会館は、昭和32(1957)年竣工です。
今年、墨会館は、65歳になります。
墨会館の外壁には、丸くて青い物体がついています。
これはただの装飾ではなく、
実は証明なのです。
かたちからLED照明のような明るさはありませんが、
まわりをふわっと明るくしてくれています。
日中には見られない景色です。
夜に墨会館近くを通られた際は寄ってみてください。
大きな鉄の扉は、閉じていると
人が入ってくるのを拒んでいるように思います。
今、墨会館は公民館として建物を動態保存しながら、
集会室では国際芸術祭あいち2022の展示会場にもなっています。
墨会館には現代アートが合いますね~。
今、墨会館の鉄の扉は開いているのです。
設計当時の図面を見ると、
今の庭とは全く違うものが設計されていました。
どうしてこのような庭になったのかはわかっていません。
夏は、芝生の緑と空の青がとてもきれいです。
墨会館の中庭に以前5本のヒマラヤスギがありましたが、
台風で木が弱ってしまい、2本切られ、また切られ・・・と
2本が残るのみとなってしまいました。